宵星庵

房総の地より星の写真などを細々と。。。

M16わし星雲

M16わし星雲
撮影地:自宅(千葉県船橋市
Askar FMA135(30mm F4.5)
Quad BPフィルター
Sky-Watcher AZ-GTi(QHY-5-IILによるオートガイド)
Player One Neptune-CII Gain 250
露出時間120sec×13枚
2023/04/29

へび座の方角、7,000光年先にある散光星雲です。
星雲自体よりも、ハッブル宇宙望遠鏡やジェイムス・ウェッブ宇宙望遠鏡で
「創造の柱」という恒星の生成領域が話題によくのぼる星雲です。
 
つまり、7,000光年先では頻繁に恒星が生まれているということですが、
その光も7,000年たって地球に、そしてこの写真を撮ったカメラに届いている
ということで、実際には既に惑星の1つでも出来上がって、
恒星の周りをまわっているかもしれません。
 
同じように、遠くの天体で「太陽」という生まれたばかりの恒星を
写真に撮っている宇宙人がいたら、地球はまだ影も形もなく、
モヤモヤっとしたガスが恒星の周りを漂っているだけに見えるかもしれません。
 
スケールの大きすぎる話です。
たかだか100年しか寿命を持たない人間が、
7,000光年先の疑問に答えを出せる日が来るんでしょうか。