宵星庵

房総の地より星の写真などを細々と。。。

M81ボーデの銀河

M81ボーデの歩銀河
撮影地:花立山自然公園(茨城県常陸大宮市
MicroTech RC6(153mm F9)
GSO X0.75レデューサー(F9->F6.75)
SVBONY UV/IRカットフィルター
Sky-Watcher EQ6R(QHY-5-IILによるオートガイド)
ZWO ASI294MC Pro Gain 400(-15℃)
露出時間300sec×20枚
2023/4/22

おおぐま座の方向、1,200万光年先にある渦巻銀河です。

M31アンドロメダ銀河よりも斜め上から見ている感じであり、
真上から見ているM33さんかく座銀河よりは角度がついているので、
渦巻が立体的でとてもきれいな銀河ですね。

当日はM81を撮っていたら雲が来て、M104を撮っていたら雲が来てで、
全然枚数が稼げませんでしたが、一応は形になってくれてよかったです。

この日は、All Sky Plate SolverによるPlate Solvingもテストできて収穫でした。
なにせ、SharpCapとASTAPの組み合わせは時々うまくいかないので、
SharpCapに依存せず、撮影したFITS画像からPlate Solving→Synscan ProへSync
できる代替環境があるのは、とても安心できます。

小さな新兵器



f:id:memsmini:20230412203729j:image

 

小さな新兵器とは、Askar FMA135です。

たった口径30mmで、ほぼファインダーサイ

ズですが、これでEDレンズ1枚を含む3枚玉+

3枚玉フラットナーというのだから、驚き。

 

4/3サイズのASI294MC Proとの組み合わせで

約270mm、1/1.8サイズのNeptune -CⅡとの

組み合わせで約600mmですから、

電視観望にピッタリなはず。

 

さて、カメラレンズのNIKKOR 180mmF2.8EDを

超えられるか、今から楽しみです

 

 

ZTF彗星(C/2022 E3)

ZTF彗星(C/2022 E3)
撮影地:自宅近くの公園(千葉県船橋市
Nikon AiAF180mmF2.8(F2.8)
フィルター:LPR-N+UV/IRカット
Sky-Watcher AZ-Gti
ZWO ASI294MC Pro Gain 300(-15℃)
露出時間30sec×60枚
2023/01/29

2/2に地球に最接近するZTF彗星です。

5等近くの明るい彗星なので露出時間30秒でコマは明るく写りますが、尾は薄く細いので画像処理であぶり出すのがなかなか難しく、結局、バックグラウンドのカラーバランスはあきらめて尾を優先しました。

また、StellaImage9のメトカーフ・コンポジットも初めて使うのでパラメータ入力がよくわからず、結局、60枚すべてのコマ画像に基準点を打って重ね合わせた本人史上上位に入る力作です。

当日はAZ-GtiとASCOM経由のパルスガイドの調子が非常に悪く、PHD2のキャリブレーション中にコネクションが切れることを繰り返し、仕方がないのでAutoGuideはあきらめて、AZ-Gti任せで撮影せざるを得ませんでした。

Windows11にOSをUpgradeしたのが影響しているのかもしれませんが、つながることはつながるだけに、なぜ、途中でコネクションが切断されるのか、原因がまだつかめていません。

M51子持ち銀河

M51子持ち銀河
撮影地:花立山自然公園(茨城県常陸大宮市
MicroTech RC6(153mm F9)
GSO X0.75レデューサー(F9->F6.75)
フィルターなし
Sky-Watcher EQ6R(QHY-5-IILによるオートガイド)
ZWO ASI294MC Pro Gain 350(-5℃)
露出時間300sec×15枚
2022/05/04

2年ぶりの子持ち銀河です。

当時はフラットナーレデューサとカメラとのバックフォーカスが
合っていなかったので今回と少々サイズが異なるかもしれませんが、
一応、今回のものが望遠鏡の本来の実力。

もうちょとピントは追い込みたかったけど、
遠征先でバッテリー残量との戦いとなると甘くなりがち。
拡大すればピントは何とかなると思っていたけど、
次回はバーティノフマスク持参かな。

LEO TRIPLET

LEO TRIPLET
撮影地:花立山自然公園(茨城県常陸大宮市
MicroTech RC6(153mm F9)
GSO X0.75レデューサー(F9->F6.75)
フィルターなし
Sky-Watcher EQ6R(QHY-5-IILによるオートガイド)
ZWO ASI294MC Pro Gain 400(-5℃)
露出時間240sec×16枚
2022/05/04

今年2回目となる花立山遠征で撮影してきました。
しし座の後ろ足あたりにある三つ子銀河です。
前回の花立山遠征で、銀河にQUAD BPフィルターは不適であったので、
今回はノーフィルターでいきました。

それでもGAIN400の露出時間4分で、ヒストグラムは20%付近という暗さ。
もう少し露出時間を稼げれば、色鮮やかに写ったのかもしれませんが、
遠征先で対象天体を欲張りたかったので、4~5分に抑えました。

前回の反省を踏まえ、撮影用PC向けにUSB PD対応のモバイルバッテリーを
持参したのですが、自然放電なのか、まさかの電池切れ。。。
ENELOOPでもない限り、直前に満充電しておいた方が良いですね。

NGC2174モンキー星雲

f:id:memsmini:20220110145351j:plain

撮影地:花立山自然公園(茨城県常陸大宮市
MicroTech RC6(153mm F9)
GSO X0.75レデューサー(F9->F6.75)
Sky-watcher EQ6R(QHY5II-Lによるオートガイド)
Quad BPフィルター
ZWO ASI294MC Pro Gain 400(-10℃)
露出時間300sec×9枚
2022/01/03

M33と同じ夜に撮影した一枚。
もっと枚数を稼ごうと思いましたが、バッテリー切れで終了。
冬の夜は長いので、日付が変わるまで持ちませんでした。
次に狙うべき機材は、ポータブルバッテリーですかね。

M33さんかく座銀河

f:id:memsmini:20220109171019j:plain撮影地:花立山自然公園(茨城県常陸大宮市
Microtech 6RC
Sky-watcher EQ6-R
0.75倍フラットナーレデューサー
ZWO ASI294MC Pro Gain 350(-10℃)
露出時間300sec×10枚
2022/01/03

星仲間としぶんぎ座流星群に行った際の一枚。
何が悪かったのか、元画像は派手にグリーンに偏ってまして、
カラーバランスを補正するのが一番大変でした。

それと光害地である船橋のクセで、最初はQuad BPフィルター使ってしまい
全然写らず。そういえば赤い星雲じゃないし、光害少ないから要らないのでは?
と思って外したら、それなりに写ってくれました。